第359号(1990年11月1日号)| ▼ | ▼▼ | INDEX | HOME | 観光客600万人を目指す 日航利光社長が表明日航の利光松男・社長は「二〇〇〇年の沖縄線総需要を六百万人とさせて頂く」と述べ、沖縄観光を強力に推進する決意を明らかにした。十月二十三日に沖縄グランドキャッスルで開催された和光氏の社長就任パーティーで明言したもので、そのためには「九〇年代は沖縄観光の一大形成を図るステップにする」と基本方針を示し、具体的な手段として@羽田・大阪などの発着枠が拡大した際には沖縄線をまず拡大するA南西航空には本土へのネットワークを拡大させていくB年を追って沖縄での設備投資を拡大していく、と述べた。最終的には「世界最高の品質を提供し、沖縄県民と共に成長する日本航空にしていく」との未来像を描いた。日航は昨年、初めて一兆円の売上を達成し、関連企業を含めると一兆五千億円の実績を誇る。二〇〇〇年には総売上で二兆円を目標としている。 ■「沖縄と共に発展」 利光社長あいさつ要旨 利光・日航社長の就任パーティーには、県内政財界から約五百人が出席した。就任あいさつ要旨は次の通り。 「二十九年間、私は日航プロパーとしてさまざまな思いがありますが、特に印象に残っているのは、昭和二十六年の木星号の運航です。そして昭和二十九年の二月二日と二月五日であります。無謀とも言われた国際線の就航で二月五日がサンフランシスコ線、二月二日は沖縄線の開設であります。沖縄線は週二便でスタートした国際線であり、これ原点となり沖縄県民と日本航空は切っても切れない絆で緒ばれ たのであります。 …それが、今年は観光客数年間三百万人に達する勢いであります。十一月十六日には、待望の名古屋=沖縄線を開設致します。初めて沖縄線を開設した昭和二十年代に誰が今日の大量輸送時代を予想し得たでしょうか。これは、毎年の地道な活動の結果でありますが、決して忘れてならないのは沖縄県民のホスピタリティーであります。 …昭和六十年八月十二日は、123便が事故を起こした日であります。私は、六十年末に日航に戻りまして、事故処理の責任者として連日針のムシロに座るような思いをしてるところでした。そこへ、お亡くなりになりました当時の國場幸太郎・那覇商工会議所会頭が、六十一年二月に日航を励ます会を経済二十一団体に働きかけて催して下さった。私はちょうど今日と同じこの会場に参りまして、心温まる 思いを致しました。この情景を忘れず、安全運航を誓ったのであります。ありがとうございました。 …事故から五年、安全運航に努め、昨年は本業で一兆円、関連事業を含めると一兆五千億円の実績を達成致しました。 二一世紀には、沖縄線の総需要六百万人を目標とさせて頂き、そのために南西航空に本土ネットワークを拡大させて行きます。また、九〇年代を二一世紀へのステップとし、日航グルーブの総売上二兆円を目標といたします。
沖縄については、日本の南の玄関口として一大観光地の形成を図り、年を追って設備投資を拡大してまいります。沖縄が世界最高の品質を提供できる観光地となるよう沖縄県民と共に成長する日本航空にして参ります」。
| ▲ | ▼ | INDEX | HOME | 《観光時評》木部長官をコケにした総合事務局失格課長の発言沖縄総合事務局の資源課、資源課長の金城清氏の発言には驚いた。 金城氏の発音はこうである。本紙記者の「ひめゆりパーク前には琉球石灰岩が山積みされている。景観を壊している。なんとかならんか、との声がある。認可した当局はどう思うか」という問いにたいして、「人の敷地に何を置こうが、どうもできない。」というのである。 つまり、人がやることにたいして文句をいうな、といっているのだ。もともとこの問題は昨年の十一月ごろら起きている。ひめゆりパークは沖縄南部観光のコースに組み込まれ、多くの観光客が訪れる代表的な観光地である。 園内はサボテンを中心に県内外の珍らしい植物を植えて、憩いの場所として親しまれている。全体として緑と空間をうまく配置して高く評価されているのだ。だから観光客もここを緑のオアシスとして期待し、楽しみにしている。いわば「景観」が喜ばれているのである。だからこの景観をぶちこわすような行為は県民はもとより、観光客の期待も裏切ることになる。県民にとっては、このような美しい公 園は誇りでもあるからだ。 昨年十一月、本紙記者がこの問題で当時鉱山課だった同課を訪ねたことがある。このとき前任者の課長は「それは大変だ。さっそく業者を指導して撤去させたい」と話していた。ところが一年近くたっても一向に撤去の動きがないので、改めて聞いてみたのである。 金城課長はこのような事情をしらなかったかもしれない。しかし「自分の土地だからどうしようとかまわない。勝手じゃないか」という理屈はない。これくらいは小学生でもわかっている。 就任後初めて沖縄を訪れた沖縄開発庁の木部長官も多忙なスケジュールをさいて、ひめゆりパークを訪れた。長官は石の山をみて、「これはひどいね。せっかくの景観が台なしじゃないか」とマユをひそめた。これが正常な感覚である。当の業者にもきいてみた。責任者は「こ迷惑をおかけして申しわけない。早速公園にお詫びに行き、石の山も撤去します」と恐縮している。これが普通の感覚である。課長さんのように「おれの土地だ、どう使おうとオレの勝手だ」とはいわない。 地下資源を使うには鉱業権があり、事業するには、施業案を資源課に出して認可をうる。このとき役所の権限がものをいう。おそらく課長さんは石の野積みまでは施業案のなかに含まれていない。従って権限外だといいたかったかもしれない。ここには権限外のことはしらないよ、という役人特有のクセが顔をのぞかせる。 こんな仕事のことを世間では「ハンコ行政」という。ハンコを押して「あとは知らない」ということなら子供でもできる。課長失格ということだ。こういう人を課長にする総合事務局の首脳陣もどうかしている。
なにしろ総合事務局の頂点に立つ木部長官も「コケ」にされているのだ。失格課長の失格発言、こんなことに我々の税金が使われているのか、情けない話しだ。(夫)
| ▲▲ | ▲ | INDEX | HOME | 最高の設備・環境 スタシオンを企画 大拓・與那覇社長に聞く沖縄本島北部の本部町に本格的なコンドミニアムが出来ることになり、注目されている。そこでこのコンドミニアムを企画し運営を進める(株)大拓の與那覇紀和社長にコンドミニアム「スタシオン」の横顔をきいた。 ―はじめに、本部半島に建設するネライは。 《與那覇社長》 まず本部半島のロケーションです。第一に国営の記念公園があると言うことです。この公園は我が国で有数の海浜公園です。巨大な水族館があり沖縄一の人工ビーチがあります。さらに子供たちのための遊園地があり、家族揃って楽しめるイルカのショウ「オキちゃん劇場」もあります。その他、おきなわ郷土村、東洋一のランの展示館、植物園などがそろっています。 ―家族連れには最適ですね。 《與那覇社長》 そうです。そのうえ、ゴルフ場も次々にオーブンします。来年本オープンするベルビーチゴルフクラブはほとんどのコースから美しい海が見える景観のすばらしいコースです。また嵐山に出来る嵐山ゴルフ倶楽部のコースもすばらしい。レイクリッジゴルフクラブもすでに着工していて、これらがオーブンすると本部町はすばらしい滞在型のリゾート地としてさらに充実度を増します。 ―社会資本も充実していますね。 《與那覇社長》 当敷地は県道に面し、上水道はもちろん下水道まで完備しています。また主要地方道本部循環線と連結し、半島一周線を構成する国道四四九号線の拡大計画もあり、本島の奥座敷へのアクセスもより容易になるわけです。 ―記念公園の前に建設するわけですが。 《與那覇社長》 本部半島南西側の地域でゆるやかな丘陵地の上り詰めたところに位置しており、ここから眺める景色は最高です。正面に海がある。左手には瀬底大橋が見え、その向こうには本部大橋がエメラルドグリーンの海にそのシルエットを落としている。そして瀬底島、水納島、右手には伊江島が浮かんでいる。手前には記念公園の緑が美しい。海のかなたには本土航路の白い客船が通る。海浜・海洋 性リゾートとして最も優れた環境を得たわけです。 ―(株)大拓はこれまで県内でマンション展開をしてきて、今回本格的なリゾート事業に乗り出すわけですが、いろいろ研究されたでしょう。 《與那覇社長》 現在、恩納村仲泊にコンドミニアムを建設していますが、本部町の今度の事業は本格的なものです。このため、建築設計、設備、インテリアデザイナー、広告など担当者十数名をハワイに派遣して徹底的に研究させました。日中はホテルやコンドミニアムを見て回り、夜は全員で討論しました。もちろん私も一緒です。こうして「スタシオン」の企画が完成しました。 ―その「スタシオン」ですが、どんなコンドミニアムですか。 《與那覇社長》 まず、もっとも大きな特徴はオーシャンビューガーデンでしょう。最近のホテルは吹き抜けの空間を多用していますが、スタシオンは三千平方m(幅四十m、奥行き七十五m)のビッグなガーデンがあります。各部屋から望めますし、その広さの解放感は南の島に滞在しているというやすらぎに包まれています。プールがあり周辺は芝生、トロピカルな植裁で南国ムードをあふれさせます。またロビーは中庭と海が一目で見えるような設計です。ウェルカムブラザは待合せや休憩、休息などいろいろ便えます。スカイブリッジは中二階からプールまで七十mも伸び、景観を彩ります。沖縄では初めての回廊も自慢のひとつです。プールのある中庭と建物の間の回廊はスタシオン独特の空間をつくります。全長二百十六m、百六十本余の柱が豪華な雰囲気をかもしだし、散策や語らいの場所として御満足頂けます。中庭のガーデンプールのほかに室内プールもあります。 部屋は全二百九十六室。いずれもオーシャンビューでバラエティに富んだ設計です。 ―どんなシステムですか。 《與那覇社長》 まず、一室一オーナーです。ひところリゾートマンションの会員権方式が流行りましたが、現征の消費者は一室一オーナーでないと満足しません。また希望されるオーナーの皆様とは、定率配当契約により、(株)サソリゾートがホテル運営受託をするシステムとなっています。 ―価格はどのくらいからありますか。 《與那覇社長》 販売期が五期に分かれており、第一期の分譲価格帯は一千七百五十万から六千四百二十万円です。 ―評判はどうですか。 《與那覇社長》 お陰様でたいへん好評です。じつは先日地元の新聞に予告広告を出したのですが、予約申込汐や問い合わせが殺到しまして毎日のように電話がかかってきます。それと驚いたのは、県内の購入者が多いことです。当初、我々は県外の人が多いだろう、とみていたんですが、県内の方が多い。 ―この現象をどうみますか。 《與那覇社長》 一つには金秀さんのマリンビューパレスの分譲以来、一年間くらいコンドミニアムの売りものがなかった。皆さんいいものを待っていたのではなかったか。もう一つはセカンドハウス時代が本格的にやってきた。さきにもいったように一人一室で、しかも質の高いものを求めている。週休二日制が普及していくと家族でゆっくりくつろぐようになってきた。そのとき自分のリゾートマンションで豪華に過ごす。そんな時代だと思います。 ―企業の購入もあるのですか。 《與那覇社長》 企業が所有して社員にも使わせる。これが大事な点です。これまでどちらかというと社員には気を使っても家族までは気を配らなかった。これからは社員の家族を大事にすることが社業発展のカギとなるでしょう。家族が揃ってリゾート地でくつろぐ。するとお父さんをだいじにする。「うんと働いて下さい」「なんていい会社だろう」 ―これからは会社や企業がマンションを所有する時代ですね。 《與那覇社長》 そうです。社員の福利厚生の面でも充実させるべきです。 ―サービスも重要な要素ですが。 《與那覇社長》 コンドミニアムの場合、サービス態勢がもっとも重要です。ホテルのようにベッタリでもいけませんし、かといってそっけなくしてもいけません。当社ではこの点を考えて、特別なサービス態勢を確立しています。また、そのためのノウハウも蓄積しています。 ―最後にこの企画が実現するまでには各方面の協力があったのでしょう。 《與那覇社長》 ええ、特に本部町当局のご協力、ご指導が大変大きかった。感謝致します。皆さまのご協力で国際級のコンドミニアムが誕生します。 ―いつ完成しますか。 《與那覇社長》 来年初めに着工して、平成四年には完成させます。 本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。 Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission. |