第480号(1996年5月合併号)| ▼ | ▼▼ | INDEX | HOME | ドーム球場を計画、返還後の那覇軍港
「那覇軍港が返還されたら、沖縄観光の目玉になるよう面的な広がりのある観光施設を創ろう」と那覇市は返還に備えて後利用計画を練っている。そのなかでも注目される施設はプロ野球の試合も出来る「那覇ドーム」の構想だ。 那覇軍港はいまから二十二年前に日米間で返還が合意された。条件となっている移設先が見つからないため返還は実現していないが、いずれ返還される。面積五十七万五千平方キロメートル。地主で組織する那覇軍用地等地主会は返還に備えて九十一年に、那覇市は九十三年にそれぞれ後利用の計画案を作成した。両方の計画に若干の総意があるため「那覇軍港跡地利用検討委員会」(池田琉球大学教授)を設置して跡地の有効利用を検討してきた。この結果、今年三月までに双方の案を調整して基本的な計画案が出来た。この最終案を七月に親泊市長に答申、市長は「那覇市の計画」として基本設計など具体的な利用にとりかかる。 地主会の計画では「豊かな未来のための街づくり」那覇市の案では「国際港湾都市・那覇を目指して」豊かなウォーターフロント交流ゾーンの形成bと銘打っている。 検討委員会でまとまったプランではマリーナ、レストラン、グスク資料館、ホテル二棟、集合住宅、オフィスビル、ジェットフォイルターミナル、観光船ターミナル、琉球王朝ミニテーマパーク、人工ビーチ、人工ラグーン、レジャープール、屋内プール、コンベンションセンター、世界の市場、世界のパワーセンター、世界貴重種博物館、コンサートホール、マーケットプレイス、広場、プロムナード、フリーゾーンなどである。 これを実現するための費用は地主が四百億円、市や県、國などが千四百億円、合計千八百億円である。このなかで浮上してきたのが誘客性、収益性に優れたドーム球場の構想である。プロ野球公式戦はもちろん、高校野球、社会人野球、さらにはモトクロス、大相撲などが出来るドームを考えている。収容能力は五千人。冬に雨の多い沖縄では野球以外にもあらゆるイベントが打てるような構想である。いま秋田県で建設中の「秋田ドーム」を参考にしている。駐車場は五千台の能力。 秋田ドームは秋田県大館市に秋田県が建設中のドームで、本体の工事費は七十四億円、五千人収容で、来年六月に完成の予定。 観光都市・那覇市は那覇空港、那覇港の海空両方の玄関口で、ホテル、ショッピングなど観光施設が集積している。しかし、最近は本島西海岸のリゾート施設に押されて「観光都市・那覇」の地盤沈下を心配する声も多い。 那覇軍港の返還と後利用計画は那覇観光の目玉となり、多くの県民が楽しめる施設を集積しようという狙い。計画が決定すると運営主体を決め、ショッピングやレストラン、ホテルなど出店企業を誘致することになる。 この計画がいつ実現するかは、那覇軍港の移設先が決まり、実際に返還された後。現時点から9年後には着工の体制整う。実現のカギは軍港の返還にかかっている。
| ▲ | ▼ | INDEX | HOME | 着々進む那覇空港整備
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新那覇空港の整備が進んでいる。新空港は国直轄の工事と第三セクターの那覇空港ビルディングの二つに分けられるが、国工事は順調で、すでに高架道路の橋脚がにょきにょき建っている。この橋脚の上に橋桁がつき、バスやタクシー、レンタカー、自家用車が走る。すでに一部の高架道路は出来ており、工事現場は十五トン積みのダンプカーや工事用機械がうねりを挙げている。全容が姿を表すのも近い。旅客ビルはダブルデッキ方式の本格的なもので、この高架道路は三階部分へ直結、出発客はいったん三階へ入り、二階部分に降りて航空機へ搭乗する。モノレールは二階部分に到着、駅から出発ロビーまでの百二十メートルは動く歩道を利用する。重い荷物を持っても、また、からだの不自由な人も大きな負担はかけない。到着客は一階から外に出る仕組み。 国の建設予算は約三百億円。第三セクターの空港ビルディングは約四百億円。那覇空港地域開発には官民
併合わせて約一千億円の総投資額になる。快適な本格空港が出来て供用開始されるのは平成十年、あと三年後に予定されている。
| ▲▲ | ▲ | INDEX | HOME | 沖縄線、ゴールデンウィークは好調
航空各社はゴールデンウィーク期間中(四月二十六日〜五月六日)の輸送実績を発表した。日航国内線が前年比八・九%増、国際線(日本発)は二・一%減、全日空国内線は九・五%増、国際線も九・五%増、JAS国内線は一四・七%増、国際線は一〇・九%増、JTAは全線で七・四%増、ANK国内は一三・五%増、国際線は一一・一%増、RACは全線で五・八%増と日航国際線を除いて各社とも前年実績を上回った。 各社別に沖縄線を見ると、日航沖縄線は往復ベースで十万八百十四人(二九・六%増)と極めて好調。利用率は七一・六%となった。新設の名古屋線を除く前年実績でも一八・六%増と極めて好調だ。伸びが大きかったその他路線は関西=札幌の三一・三%増、福岡=札幌の四〇・七%増、名古屋=鹿児島の五五・八%増、伊丹=仙台の一・五倍、伊丹=福島の三五・四%増など。 国際線はホノルル線が一九・〇%減、オセアニア線が一五・三%減と大幅に落ち込み、好調だったのは東南アジア線の八・〇%増、太平洋線の四・一%増など。 全日空沖縄線も往復ベースで一四・四%増と国内全線平均を大きく上回って極めて好調。このほか、北海道方面が一二・五%増、東北・北陸方面が一四・八%増、中国四国方面が二・七%増、九州方面が八・八%増となった。 国際線は米国線が〇・六%増、欧州線が四・五%増、アジア・オセアニア(短距離)が三一・七%増、同長距離が三六・六%増となった。 JAS沖縄線は東京線が二八・七%増と極めて好調、伊丹線は六・〇%減と減少した。 国際線は一〇・九%増。 JTA県外線は一五・五%増と全線平均を大幅に上回って極めて好調。大阪=石垣線が大幅な供給増にともない三八・〇%増と全体の伸びに貢献した。 県内線も五・二%増と好調。 ANK県外=沖縄線は関西=宮古二・七%増、高松一・九%増、長崎二六・八%増、宮崎一五・四%増、鹿児島一三・八%増、奄美一・五倍と五路線で全国平均以上の伸び。 県内線は宮古が三五・三%増、石垣が一一・七%増と極めて好調。 RACは七路線中三路線が前年なみとなったが、四路線は四〜一七%増と好調だった。 本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。 Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission. |