第495号(1997年1月15日号)


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OCVB経営刷新に着手 早期退職優遇、新採用も

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は経営改善三カ年計画を策定したが、四大イベントのの部分的地域移管、早期退職優遇と新規採用、事務効率アップのための電算化などに今年と来年をかけて強力に取り組む。

■4大イベントの一部を地域移管

 仲程清二理事長は「省くべき無駄をなくすと同時に必要なものを強化する考えで、人員削減など縮小ではなく経営刷新を図るということ」と次のように考え方を述べた。

 一、観光関連団体は過去に合併・統合を繰り返し、昨年四月に最終的に統合一本化された。今後は県が進める平和・共生・自立に向け観光の側面から二十一世紀の沖縄づくりに参画しなければならない。

 一、その目的を達成するために人・物・金を見直し、対応を図る。

 一、基本的には機能を拡大しながら無駄があれば省くという方法で経営を刷新する。

 一、具体的には四大イベント(花のカーニバル、海のカーニバル、大琉球祭り王国、サントピア沖縄)のうち部分的に地域が充分対応できるものがあり、それらについては地域に移管したい。その結果得られるマンパワーをチュラ島沖縄づくりなど機能拡大の経営資源にあてる。

 一、若手を新規採用して人事のローテーションを行い、組織活性化の手段とする。

 一、事業収入拡大のために海中公園の展望塔やグラスボートを今年再開し、中長期には那覇空港ターミナルビル内での事業も検討する。

 さらに「これまで、政府が観光予算を組むということがなかった。理事長として政府機関に観光予算を組んでもらえるよう努力する」と取り組みを強調した。

■県と企業のコーディネイト・プロデュース機能をメインに

《解説》OCVBの経営刷新は、観光産業が当面の沖縄のリーディング産業であり、一層の機能強化が求められているところからでてきた。

 ところが、合併・統合を繰り返しながら陣容が百人以上に増加、新規採用がストップした状態で職員の平均年齢も四十五歳とあがり、高コスト体質が次第に定着した。

 一方、価格破壊の波で企業収益が圧縮され、イベントの協賛金を求める際にも民間側から「コスト削減」を求められるようになってきた。

 このため「収入増」「経費削減」「事務効率の強化」を基本に改善策をまとめた。

 収入増の方策については海軍壕や沖縄館など事業所のあり方の全面的な検討を行い、収益が悪化しているものについては全面委託も含め検討を進めている。七月からはブセナリゾートで海中展望塔とグラスボート事業を再開して増収を図る。さらに自助努力も求められており、賛助会員の倍増計画を先ごろ発表、すでに取り組んでいる。また、リゾートダイレクトリーなど出版物の販売を通じて増収を図る。

 経費削減策についてはOCVBの役割が大きく変化、高コスト体質改善の先送りはもはやできないとして、早期退職優遇制度を実施、すでに募集を行っている。二年間で十人程度の早期退職者の優遇を行う。同時に機能ダウンとならないよう新規採用を再開する。

 事務効率アップについてはLANを組んで電算化をすすめ、社内文書の流通を一本化、インターネットにも対応する。

 また、これまでの県の事業委託を受けるという事業展開のあり方にも踏み込んだ考えを導入。民間の声を吸い上げ、事業計画として県に施策を提言、予算化するという方法に改めて行き、将来的には企業と県の施策とのコーディネートとプロデュース機能をメインにしたい考えだ。(渡久地明)


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スタークルーズ社、3月から沖縄と台湾・香港結ぶ 「那覇を母港にしたい」

 スタークルーズ社の李子尚副社長(写真)が来沖し、「七万五千トンの大型客船を建造中で、九九年には完成する。その時には那覇を母港にしたい」と述べた。一月十三日、パシフィックホテル沖縄で関連業界を招いて昼食会を開き、今後の運航計画などを報告、受入側の協力を求めた際に発言したもの。

 昼食会には観光文化局の幸喜局長、OCVBの仲程理事長、沖縄ツーリストの宮里社長、かりゆしグループの平良社長の他、港湾、金融関係者も参加した。

 スタークルーズ社は今年からスーパースターカプリコーンで台湾、香港から沖縄へのクルーズ事業を展開する計画で、第一便が二月二十四日に石垣港に入り、二十五、二十六日には那覇港でショウを開く。三月以降八月までの運航計画が決まっており、この間四〜五万人のクルーズ客を集客する予定。すでに香港クルーズはいっぱいだ。

 李副社長は「沖縄ではハンドリング、エクスカーションなどのオペレーションを行うブランチを設ける。ご協力をお願いしたい」と述べた。また、幸喜局長は「スタークルーズの就航は観光、経済はもちろん知事がいう新生沖縄創造元年にふさわしい事業だ」と歓迎した。



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プロ・アマの冬期キャンプ続々

 OCVBコンベンション振興室は十二月末現在の冬期スポーツキャンプ情報をまとめた(表)。

 今年もプロ野球各球団、Jリーグサッカー、相撲など多彩なスポーツチームが続々沖縄入り、海外からもプロ野球チーム三チームが県内でキャンプに入る。


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