第569号(2000年6月1日号)


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観光にも大きな影響 サミット期間中の交通規制

 各国首脳が沖縄に到着し、宿泊先や会場に向かう間、県内の交通が予想以上にマヒすることになりそうだ。というのも、国際会議の際の首脳の車列はノンストップ走行が外交儀礼となっており、これを実現するためには、県内の交通を大がかりに規制することが必要になるからだ。

 サミット期間中の交通規制チラシを六月一日から沖縄県警が配布しているが、空港周辺や首里城や西海岸リゾートは大がかりな規制となり、この方面への車での移動はかなり難しくなりそう。

 県警は「首脳等の来県時から離県時までの間、サミット会場や那覇空港、プレスセンター、首脳等の宿泊ホテル等のサミット関連施設へのアクセス道路では、頻繁な交通規制により激しい交通渋滞が予想され、交通量を日頃に比べて大幅に押さえる必要がある」としている。

 首脳の車列は、ノンストップ走行が外交儀礼。このため、各国首脳の来県時から離県までの間、首脳車列が通行する道路及び周辺で交通規制が行われる。

 県警は特に重点的な抑制が必要なのは@沖縄自動車道全線A本島中北部国道五十八号の嘉手納ロータリーから名護市までの間及びこれに接続する県道等B那覇市内那覇空港から沖縄自動車道、那覇インターに至る首里城を含む区域としているが、これらの地域は車の乗り入れが出来なくなる可能性が高い。

 規制の細かいスケジュールは実際に各国首脳がどのようなスケジュールを組むかによるので、現時点では未発表。参加八カ国の首脳がそれぞれ独自に移動するので、当日になってのフレキシブルな規制もある。県警は交通規制が「頻繁に行われる道路」「状況により迂回をお願いする区域」「迂回路」を示した地図入りのチラシも配布。この中で会議場や那覇市内方向の車は迂回をお願いすることがあるとし、さらに当日のスケジュールはラジオや県警ホームページ(http://www.police.pref.okinawa.jp) などの交通情報を確認して規制区域を避けるように呼びかけている。また、警備のための検問も行う。

 サミット期間中は西海岸リゾートが貸しきりで観光客が大幅に減少することが予想されているが、交通規制を避けてリゾートホテル以外の観光客も大幅に減少しそうだ。また、滞在中の観光客の行動もかなり制限を受けることになりそうだ。

 県警は交通総量への次の八ポイントの協力を県民に呼びかけている。「@マイカー利用を控え、交通混雑緩和にご協力をA複数の方による相乗り通勤にご協力下さいBバス等の公共交通機関の利用にご協力下さいC事業所等によるシャトルバス運行にご協力をD事業所の業務用車両の運行調整にご協力をEサミット期間を外した荷受け・配送にご協力をFサミット会場及び関連施設周辺への車の乗り入れを控えるようご協力下さいG交通規制・整理・検問にご協力下さい」。


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風力発電機の輸入が急増 沖縄地区税関調べ

 沖縄への風力発電装置の輸入が順調で全国に占めるシェアも高めであることが沖縄地区税関のまとめで分かった。それによると、現在沖縄で稼働している大型風力発電機は外国製二十一基、国産四基の計二十五基で総発電容量は八千三百八十五キロワット、標準世帯に換算すると県内二千百世帯の電気をまかなっている計算だ。

 風力発電機の輸入は平成四年頃から本格化し、平成七年に三基、八年三基、九年四基、十年に十三基が輸入された。十一年は輸入ゼロとなったが、今年に入って一基が輸入された。輸入額は十年が三億六千五百万円、十二年は五千万円となっている。特に十年の輸入額が全国に占める割合は二九・二%と大きく、今年は一基で一二・〇%とかなりの割合を占めている。

 今年に入って糸満市と南大東島に風車が設置されているが、このうち一基は沖縄以外での通関だった。また計画では沖縄電力が三月に粟国島、九月に渡名喜島に設置予定、総合事務局も宮古城辺町に農業用水ポンプの電源として設置する計画。この他、糸満市は平成十三年までにさらに二基を導入する予定だ。

 導入予定が目白押しにあることから、今後も風力発電は沖縄で次々輸入されそうだが、背景にはクリーンエネルギー導入の国際的な潮流がある。

 平成七年以降の沖縄の輸入相手国はドイツ七基、デンマーク九基、オランダ二基、アメリカ六基とクリーンエネルギー先進地からの輸入がほとんど。風車そのものの性能もヨーロッパが進んでいる。

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)によると、日本では二〇一〇年に現在の発電量の十倍の三十万キロワットを風力でまかなう計画があり、クリーンエネルギー志向は今後も高まるものと見られる。沖縄では設置計画の一歩手前の風況調査が複数進められているほか、市町村の希望も多いため、風力発電の輸入は今後も増えるものと見られる。


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NHK、沖縄舞台に朝のテレビ小説

 NHKは来年四月からの朝の連続テレビ小説に沖縄を舞台にした「ちゅらさん」(美しいという意味)を放送すると発表した。

 ヒロインは琉球舞踊が上手で紅型が良く似合う沖縄出身の古波蔵恵里(こはぐら・えり)で上京して看護婦として汗と笑顔の半生を送る。その中で人々の心に「南の島の潤い」を与えていく波乱万丈に富んだストーリー。三十代半ばの保健婦の資格も取得したヒロインは医師である夫ともに子連れで故郷八重山の島に帰り、心のケアを大切にする医療活動をはじめ沖縄に根をおろす。

 脚本は岡田恵和氏、連続テレビ小説六十四作目。主な舞台は那覇ほか沖縄本島各所、八重山郡小浜島、東京など。

 この作品は二十一世紀の朝ドラ第一弾となる。ストーリーの設定は昭和四十七年五月、沖縄の本土復帰から始まり、平成十三年までの復帰後の歳月とヒロインの生き様を重ねる。

 脚本の岡田氏は「私の母は沖縄の人です。幼い頃東京に渡り、後に東京出身の父と結婚し、私が生まれました。主人公の恵里は単に元気で前向きで努力家で頑張ちゃうだけの人ではありません。怠け者だし、走るよりゆっくり歩く方だし、歩くよりは昼寝の方がすきだったりするかも知れません。でも不思議と人の心をなごませる能力を持っています。そののんびり行こうよというリズムは沖縄の魅力に通じているのではないでしょうか」といっている。

 作者の岡田氏は一九五九年東京生まれ、一九九〇年に「香港から来た女」でデビュー。主な作品に「若者のすべて」「彼女たちの時代」「君の手がささやいている」などがあり、NHKでは「三五歳・夢の途中」「鯨を見た日」を執筆した。平成十一年度の芸術選奨文部大臣新人賞を受賞した。

 スタッフは制作統括が菅康弘氏、演出榎戸崇泰氏。ヒロインは十一月にオーデションで決定する。

 NHK沖縄放送局の国吉良光氏らが記者会見して内容を説明した。


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