第578号(2000年10月15日号)| ▼ | ▼▼ | INDEX | HOME | 糸満のサボテン園 サラバンダを売却の方針■外国資本と交渉 岩崎産業・昨年から休業 糸満市にある「メキシコサボテン公園・サラバンダ」が売却の方針を固めている。同公園は鹿児島県の岩崎産業の所有だが、開園以来、低迷が続き、売却することになった。外国資本が交渉に名乗りを上げている。売却価格の値段をめぐって交渉が続けられている、と言う。 メキシコサボテン公園は広さ約五万坪で、いまから十年前に岩崎産業が建設した。園内にはメキシコの建物である「パティオ」の他、ショッピング店、子供達のためのミニチュア列車、メキシコ直輸入の柱サボテンなどが植えられ、随所にメキシコらしさがある。メキシコ料理をはじめ、メキシコの音楽をにぎやかにかなでる「マリアッチ」などを出演させてメキシコの雰囲気を醸し出している。 だが、開園以来、客足がのびず、譲渡の方針を固め、昨年九月末以来、休園している。 外国資本が買収に乗りだし、交渉を始めたが、買収金額で難航している。売却価格をめぐって交渉が続けられている。 外国資本はこの跡地に鎌倉の大仏を思わせる鎮魂の大仏を建立することも検討しているという。 一帯は沖縄戦で最後の激戦地となったところで近くに摩文仁の丘や平和の礎がある。 岩崎産業は鹿児島県を代表する有力企業で一帯を確保し、さらに糸満市喜屋武にゴルフ場を計画、一部で用地を確保したが、反対の声もあり、未だに実現していない。岩崎産業はゴルフ場用地の一部を「県緑化祭」のときに沖縄県に提供し、緑化祭を無事終了させたこともある。
現在、同園は休園の張り紙を出しているが、事情を知らない観光客がレンタカーで訪れ、「休園のおしらせ」を見て引き返す姿も見受ける。
| ▲ | ▼ | INDEX | HOME | ウエルネス実現へ初のリゾート 本部町にマハイナオープン
■長期滞在が一層身近に 自然満喫の宿泊拠点
本部町に本格的にウエルネスにターゲットを絞ったホテルマハイナウエルネスリゾートオキナワ(本部町山川、電話〇九八〇(五一)七七〇〇)が誕生した。サミットではプレスなどの宿泊施設となり、八月から本格オープンしたが、長期滞在型のホテルとしてさまざまな工夫を凝らしている。経営母体の前田産業(前田裕継・代表取締役社長)はホテルゆがふいんおきなわ(名護市)、ホテルコンドミニアムゆがふいん備瀬(本部町)とそれぞれタイプの異なる宿泊施設を運営しており、手腕が注目される。 マハイナは広い客室にアウトドア、インドアプールを備え、開業に当たって大浴場やレストランを拡大した。ネーミングの通りウエルネスにターゲットを絞り、九月十日の開業披露パーティーでは日本ウエルネス協会専務理事の古川文隆氏が「ウエルネスライフのすすめ」と題し記念講演、ユニークな開業披露となった。パーティーで前田社長は「北部の活性化と観光業界発展のため社員一同、精進致します」と挨拶。また、本部町の仲栄真町長が「地域の活性化と雇用創出に寄与し、全国に向けた情報発信と交流促進の場となるものと期待する」と激励し、牧野宏隆副知事、嘉数啓副理事長、元副知事で放送大学沖縄学習センターの尚弘子所長らが祝辞を述べた。 ■環境、料理、健康を提供 家族・グループに最適 長期滞在を実現するためにホテルのオリジナルプランを充実させていく計画だ。例えば、二週間滞在中に好きな一曲をピアノで弾けるようにするといったものやヨット教室、地域イベントへの案内などを滞在中の目玉にする。 やんばるには冬場のイベントは多く、日替わりで地域イベントやまつりに参加が可能だ。オフシーズンといわれる冬場にメニューを充実させることで低価格の長期滞在プランが企画できた。ちょうど日本中が雪に閉ざされる時期に沖縄でのウエルネスプランが実現する。 この時期のやんばるの主なイベントを見ると、本部町や名護市、今帰仁村の桜まつり、東村のつつじ祭り、みかん狩り、花のカーニバルなどが目白押しだ。 さらに、名物のトリムマラソン、日本ハムファイターズの名護キャンプなどもある。ホテル側はウォーキングコース(エコツアー)を設定して案内するほか、テニス、ゲートボール、ゴルフ、釣りなどをアウトドアメニューに加える。本部港発の海中遊覧船も運航している。琉球料理教室や陶芸教室、日曜朝市、魚市場見学、医師会病院と提携しての健康チェックなどの文化・交流も企画している。 二週間の滞在を前提にすると冬場にはかなりのプログラムが体験できることに気がつく。 もともと本部町は自然環境に恵まれており、ウエルネスの実現に向いた地域だ。今年のカジマヤー(数え九十七歳のお祝い)は町内で十七人と多く、長寿の地域としても知られる。もともと健康でよりよい人生を送りたい、自分を高めたいというウエルネスの考え方を実現するのにぴったりな地域というわけだ。マハイナは自ら好奇心を持ってさまざまなことに挑戦し、参加体験できる舞台を提供していく。 環境、地域のまつりなどイベント、ホテルのつくりなどの条件を結び合わせると自然に長期滞在のウェルネスが似合うホテルとなった。 ホテルの自慢は沖縄の食材を使ったこだわりの料理だ。川上明登総調理長は第一回青年調理師のための全日本中国料理コンクールでアカマチとセミエビなどを使った料理で金賞を受賞した腕前で、サミットではホテルオークラとゆがふいんのスタックが組んでプレスセンターの料理を担当した。モズクのシュウマイなど評判を呼んだが、中華料理をさっぱりと仕上げたヌーベルシノアが中心で、和食に近い味わいでサービスはフレンチに近い。国内でも注目されており、従来にない新しい自信の料理を提供する。 また、大浴場のお湯は鉱泉をあたためたもので、露天風呂風の造りとあわせて温泉気分が楽しめる。
客室は広く、全室キッチン付きとまさに長期滞在に最適で、冬場のやんばるの魅力に着目したことから、西海岸リゾートとは異なる方向性を打ち出し、全く新しいコンセプトのホテルが誕生した。沖縄観光の選択肢が広がって新たな魅力を提供したホテルとして注目される。
| ▲▲ | ▲ | INDEX | HOME | OAS航空新体制 多良間社長に聞く■日通とネット強化 ニーズに応えコールセンター設置 OAS航空は十月一日から社名を「沖縄日通エアカーゴサービス株式会社」に変更した。同社の多良間朝時社長に聞いた。 bb今回の社名変更はどのような意味がありますか。 《多良間》 当社は昭和四十九年二月一日に設立し、日本通運の資本参加と業務提携を得て、県内外の航空貨物運送取り扱い事業を始めました。今年四月からは沖縄発着の日本通運の全ての航空輸送に関するシステム商品を取り扱う事になりました。これを機会に社名を変更したのです。 bb航空路線の伸びと共に観光客が増え、航空貨物の取扱量も増えて来たと思いますが。 《多良間》 その通りです。観光客の増加と航空貨物の取扱量を重ねて表記しますと見事に一致します。観光と航空貨物は切っても切れない関係にあります。 bbそのためにいろいろなサービスを展開しているのですね。 《多良間》 ええ、いまでは沖縄の主なホテル、土産品店と提携し、電話一本で集荷にお伺いする体制を取っております。おもな所には社員を常駐させております。 bb最近の観光客は身軽に旅をするようになり、荷物も別送するようになっていますね。 《多良間》 ゴルフがいい例です。沖縄でゴルフをなさる方は重くてかさばるゴルフバッグの輸送を当社に依頼します。修学旅行でも土産を航空貨物にして別送で送っています。修学旅行でも貨物が多いのです。 bb観光客の需要も伸びているわけですね。 《多良間》 泡盛やパイン、マンゴー、らんの花、車エビなど手荷物で面倒なものは航空貨物が最適です。またそれに対応して電話一本で沖縄の特産品を全国各地へお届けしております。全国発送通販業務は沖縄が復帰した翌年から取り組んでおります。「スカイホームショッピング」といって好評です。沖縄の特産品の市場開発にも貢献しているわけです。 bbIT時代の到来で電子商取引が盛んになり、それに伴って物流もますます活発になっていくはずです。IT時代への対応は。 《多良間》 情報のやりとりが活発になっていくとそれに伴って物のやりとりも活発になっていくというのは、その通りと思います。そこで当社はコールセンターを設置しています。コールセンターへ電話すると一度ご利用頂いたお客様のお名前は登録しておきますから二度目からは名前を名乗るだけで住所も電話番号も分かり、一度の電話ですみます。電話をかけ直したりする面倒なことはいりません。出先ともすぐに連絡がつきますので一段とスピードアップになりました。全員が携帯端末を 持って仕事にとりくんでおります。 bb日本通運の全システム商品を取り扱うことになったわけですね。 《多良間》 ネットワークが強化されました。また、これまで日本通運から派遣されてきました社長が地元から選任されることになったのです。 bbすると多良間社長がその第一号となったのですね。 《多良間》 その通りです。 bbこれまで以上に地元、全国と密接な関係になったわけですね。 《多良間》 ええ、今後とも会社、官庁、個人のユーザーの方々にスピードと満足のできるサービスを提供していきます。 本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。 Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission. |