第581号(2000年12月合併号)| ▼ | ▼▼ | INDEX | HOME | 首里城などグスク関連が世界遺産に
![]() 首里城など琉球王朝のグスクと関連遺跡が世界遺産に登録されることが決まった。十一月二十七日から十二月二日までオーストラリアのケアンズで開かれた第二十四回世界遺産委員会会議で決定したもの(写真=首里城全景。00年12月10日、自衛隊エアフェスティバル体験搭乗ヘリCH-47Jより渡久地明撮影)。 世界遺産とは「人類が歴史に残した偉大な文明の証明ともいえる遺跡や文化的な価値の高い建造物、そして、この地球上から失われてはならない貴重な自然環境を保護・保全することにより、人類にとってかけがえのない共通の財産を後世に継承していくことを目的に一九七二年のユネスコ総会で採択された世界遺産条約に基づく世界遺産リストに登録されている物件」のこと。 登録されると 各締約国の拠出した世界遺産基金から、必要に応じて保全に対する国際援助が行われる。世界遺産は国際的な認知を受けることだけが目的ではなく、顕著な普遍的価値を持つ世界遺産を保護・保全するために、重要性を広く世界に呼びかけ、保護・保全のための国際協力を推し進めていくことを基本的な考えとしている。 今回、世界遺産に決まった琉球王国のグスク及び関連遺産群は、今帰仁(なきじん)城跡(今帰仁村)▽座喜味(ざきみ)城跡(読谷村)▽勝連(かつれん)城跡(勝連町)▽中城(なかぐすく)城跡(北中城村、中城村)▽首里城跡の五つのグスクと、首里城の一部である園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)(那覇市)▽王家の陵墓の玉陵(たまうどぅん)(那覇市)▽王家別邸の庭園の識名園(しきなえん)(那覇市)▽斎場御嶽(せいふぁうたき)(知念村)。 日本は九二年六月十九日に世界遺産条約を国会で承認、九月三十日に発効し、新たな締約国となった。 沖縄県は九四年から世界遺産登録に向けた作業を本格化し、昨年五月に文化庁が世界遺産に推薦。今年はじめには国際記念物遺跡会議の専門家らが来沖し、グスク群の評価調査を行った。 日本の世界遺産は次の通り。白神山地▽日光の社寺▽白川郷・五箇山の合掌造り集落▽古都京都の文化財(京都市・宇治市・大津市)▽法隆寺地域の仏教建造物▽古都奈良の文化財▽姫路城▽広島平和記念碑(原爆ドーム)▽厳島神社▽屋久島▽琉球王国のグスク及び関連遺産群。 OCVBの饒波正之理事長は世界遺産登録ついて観光振興の立場から次のようにコメントした。 ■観光コースを設定 「本日、首里城を始めとする「琉球王国のグスク及び関連遺産群」が、ユネスコの世界遺産登録に決定されることはサミット開催に続く国際的なビッグニュースであり、観光振興を図る上で大きな出来事であると大変喜んでいます。 本遺産登録は、世界の自然、文化を保護・継承するための国際的な取組みであり、本県の歴史・文化が世界の文化遺産として認知され、世界に発信される大きな価値を待つものであり、サミット開催と合わせて沖縄観光が世界に紹介できることは絶好の機会と考えている。 とりわけ、首里城は、わが沖縄の人々が十三世紀末から十六世紀にかけて大交易時代を築き上げた琉球王朝の居城であり、琉球文化の原点と言っても過言ではない。その中で、対外的に高い評価を得ている沖縄の芸能・音楽、染織、漆器等の工芸等の発達史や対外国との外交吏経緯等を世界に向けて広くアピールする契機になるものと考えます。 また、国民の観光形態が小グループ化や活動型へと移行する中で、二十一世紀における沖縄観光の新たな魅力づくりや観光客やコンベンションの誘致にとって大きな期待が出来るものと考えています。 当ビューローでは、持続的な観光振興を図る観点から、文化財保護の視点はもとより、これらの遺産群に関する正確な情報提供や適正な案内・ガイドの強化に向けて、観光関連業界や文化財関連機関と連携し、観光コースの設定、広報宣伝の展開、受け入れ態勢の強化、関係団体・業界との連携強化に取り組むことにしています。
具体的には、現地案内版の整備、所在地の市町村行政や県教育委員会との連携を通し、モデルコースも設定、案内・ガイド講座の開催等の諸事業を実施することにしています」。
| ▲ | ▼ | INDEX | HOME | 年末年始の座席やーい 不景気吹っ飛ばせ国内、海外、沖縄も絶好調今年の年末年始の旅行動向は国内、海外ともに好調だ。とくに海外が絶好調でつられて沖縄も好調になった。 海外旅行について沖縄の大手旅行会社である沖縄ツーリストに聞くと、海外旅行は絶好調だ。客はいても飛行機の席がなく、どの旅行会社も「座席やあーい」と席確保に懸命という。 同社では香港へチャーター便を仕立てたがたちまち売り切れ。台北、大陸、グアム、ハワイなど近場からアメリカ、ヨーロッパまで満遍なく売れているという。 特に日本での韓国ブームはすざましく、韓国の航空会社は日本へ集中的に飛行機をまわしている。料理がおいしいこと、低料金、ショッピングの魅力が大きいという。 沖縄から大陸への旅行も日程が延びたことが大きく、上海を中心に各地を時間をかけて旅行する傾向がつよくなった。おかげ中国の魅力が一段とましてきた。 海外旅行の好調さは今年の後半から目立ち、運輸省が調べた主要五十社の動向からも裏付けられている。 九月以降、海外旅行ののびは四%前後でこれが年末年始の旅行の引き金になっている。 国内旅行は低価格の目的地に集中する傾向が顕著で、航空料金のたて方が左右する。北海道は航空運賃を高く設定したため苦戦したという。沖縄も同様で航空運賃の規制緩和で逆に個人普通運賃が高くなってブレーキがかかった。 年末年始については沖縄は一転して好調でスカイツアーズの堤朗社長は「絶好調といっていい」という。 JTBの首都圏発の取り扱い状況は人員ベースで前年同期比一二六%前後を推移している。(十一月六日現在) 同社広報の話では「昨年暮れY2K問題で旅行を手控えたお客様が押し寄せているのではないか」という。今年四月から実施された航空法改正の影響で団体割引が実質値上げになったことで影響を受けた目的地があったようにキャリア商品の価格が国内旅行活性化に大きな影響を与えるのは間違いない。 近畿日本ツーリストは沖縄が絶好調。首都圏発のメイト商品のうちパーソナル型は販売高で一八〇%、人員で二〇四%と前年の倍を越す数字をあげている。(十月二十日現在)沖縄のエスコート型は一四七%、人員で一四五%と好調だ。「シンプル良品」と銘打った値頃感のある商品が全体の底上げをはかったようだ。 日本旅行は 昨年を上回るペースで受注が推移しており、十一月二十日現在の予約状況は七・八%増。特に九州が前年を上回っている。「日ならびがよく、例年であれば出発のピークが年末の一回であるのに対し、今シーズンは年始にもう一度山がある」ことから予約はさらに増えると予想。最終的には一〇%増を目標においている。旅行大手の日本交通公社、近畿日本ツーリスト、日本旅行はいずれも「沖縄は売れ行きがいい」という。中には予約段階で一五%の伸びを見せている社もある。 好調の原因について消費者が長引く不景気に嫌気をさして「気分転換」を求めていることがあげられる。加えて各社が売れる低価格商品の開発に努力したこと、曜日配列がいい、ことなどが指摘されている。 曜日配列でいえば今年は十五日の成人の日が八日に繰り上がったため、四、五の両日を休めば年末から十一連休となる。十一連休できない人も出発日を年内に設定し、さらに年明けに出発日を設定することができる。このことは長期旅行が可能であること、旅費を節約して短期、近場に設定すれば出発日が二回自由に設定できることを意味する。こうして海外、国内とも好調の年末年始旅行になった。 沖縄については国内唯一の異国情緒が漂う地域であること、魅力のある伝統芸能、伝統工芸、長寿、リゾート、外国に負けない施設の充実があげられている。 | ▲▲ | ▲ | INDEX | HOME | パシフィックホテルが客室、宴会場を一新
客室は全室段差のないバリアフリーとし、浴室やトイレには非常ボタンを設けた。また、室内のパネル操作で、ドアサイドにある在室・外出のランプを表示できるようになっている。 ビジネスシングル(二十二室)には快適で機能的なテーブルとビジネスチェアを装備してビジネスマンのニーズに応える。 宴会場は万座の間のリニューアルをはじめ全面的に改装し、中小宴会場を統合して新たにワイケレの間を新設した。宴会場の名称をカハラ、マノアなどハワイの地名からとり、パシフィックホテルの名称とマッチさせた。またオープンタイプの宴会サロン・ラナイを設け、明るい雰囲気をつくり出している。 客室・宴会場の全てでインターネットに接続でき、特に宴会場と百九十二の客室でADSLを使った超高速インターネット(一・五Mbps)が無料で使えるようにした。チェックインの際、ADSLモデムを貸し出し、滞在中いつで接続できる。 平成十三年度はロビーと地下、ティーラウンジを全面改装する。 本ホームページに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての著作権は沖縄観光速報社に帰属します。 Copyright (c) 1996 Okinawa Kankou Sokuhousya. No reproduction or republication without permission. |