第592号(2001年6月15日号)


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県内初の道の駅《許田》黒字経営続き

 県内で第一号の「道の駅・許田」が黒字経営で快走している。年間の入場者は百万人を突破、不況の中で利益も上げる模範経営だ。販売しているのは北部各市町村の特産品で、従業員は全て地元の若い人達。人事は行政からの横滑りはない。美しい名護湾を眺めながら従業員は今日も「やる気」と「使命感」に燃えてお客と接している。

■年間入場者100万人突破

 駅の道「許田」は名護商工会のやんばる観光論議の中で車社会の地域事業としてロードパーク設置と地域物産直売を兼ねた休憩施設の必要性が唱えられ、資本金六千万円で平成四年に設立された。やんばる物産株式会社(第三セクター)で名護市が二千万円、名護農業共同組合が七百五十万円、名護漁業共同組合が七百五十万円、一般公募が三千八百五十万円、社長は名護商工会の荻堂盛秀会長で ある。

 許田の国道五十八号沿いに敷地一千四十六坪を確保、(借地)設備は借入金でまかない、ここに二百八坪の社屋を建てた。駐車場は敷地内五十六台、敷地外五十台、特産品売場五七坪、農産物売り場四坪、レストラン・厨房は三〇坪、パーラー・自動販売機コーナーは一三・三四坪、トイレは二十四時間供用で二五・二三坪、会議室一五・四二坪、休憩室・食堂・ロビーなどが六三・一一坪、別棟 八〇坪、聡施設面積は二八八・一五坪となっている。従業員は三十名、総支配人は比嘉雅貴氏である。

 物販は農産物を中心に北部各市町村特産品、花卉園芸、レストランがある。比嘉支配人の話では、社員はいずれも地元の若い人達で行政からの横滑りはないという。

 入場者は年間百万人を突破、売上も年間約四億円に上る。比嘉支配人に聞いた。

■客単価は500円

bb年間百万人の入場者とはすごい。有力な観光施設でも年間百万人を突破するのは数えるほどだ。

「入場した人であり、レジを通った人ではありません」

bb客単価はどれくらいか。

「大体ひとり五百円くらいです」

bb宣伝は。

「全部口コミです。一度来た人がまた来てくれます」

bb品物は。

「北部各市町村の生産者の産品です」

bb品物の品定めは。

「全部売場の若い人達です。彼女たちは消費者の目でみて品定めをします」

bb基準がありますか。

「基準はありません。品質優先です。消費者の目は肥えていますから品質が悪いと売れない。生産者もこの点は良く知っていて安くていい物、という意識になり、品質向上の競争になっています」

bb休みは。

「生産者に休日はない。そこでわれわれも年中無休です」

bbよく入るときとそうでない日があるでしょう。

「土曜、日曜は特にいいようです。それに名護のさくら祭りがある一月、夏休みの八月は多い」

bb観光客は。

「特に誘致活動はしていません。本土各地にある道の駅がここにもあったといって来て下さる方が多いようです」

bb社員はやる気を出しているようですが、その秘訣は。

「毎朝朝礼をするくらいです。それと社員には自分たちの給料は自分たちで稼ぎなさいといっている。役所ではないんだよと」

bb特に良かったのは。

「トイレ休憩を打ち出したことです。恩納村を過ぎると名護まで気軽に使えるところがない。とくに女性、子供は困る。そこで二十四時間あいていて気軽に使えるトイレ休憩を目玉にした。それがヒットした。用を足し、手を洗い、汗を拭いて一休みする。そばを見ると飲み物がある。地元でとれた安くて新鮮な特産品がある。そこで買って下さる」

bb大きく書いてあるトイレ休憩ですね。私も初めこりゃなんじゃと思いましたね。

「それと車時代ですから駐車場をたっぷり取ったことです」。

 平凡なことだが、消費者の目線に立ち(トイレ休憩)、サービスを良くし(売場のいいサービス、スナックパインとは聞き慣れないパインだが、といったら売場の若い女性は生産農家から食べ方まで教え、冷蔵庫から現物をとりだして試食を勧めた。「車の中で食べて下さい」)、地元優先(すべて地元の産品)、社員のやる気意識(自分たちで稼ぎ出せ。生産者の代表だぞ)がうまくかみあって不景 気のなかで元気のいい経営を続けている。


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生きている砂 コマカ島で発見・観光資源に

 沖縄本島南部の知念村で観光業を展開する知念海洋レジャーセンターで「生きている砂」が見つかり、知念海洋センターでは「太陽の砂」と名付け、観光客に「珍しい砂」として紹介している。

 この砂は形は八重山の星の砂と似ているが、中心からクモの糸のような足がたくさん伸びている。この足が生きていて自由に動く。まるで砂が生きて動いているように見える。知念海洋センターが開発した沖合のコマカ島に多数生息し、一平方メートルに数十万匹いるという。

 同社では太陽の砂と名付け、インストラクターが砂のたくさんいる場所へ案内し、紹介している。

 同社では近く「Tシャツ」も作成し来訪観光客に発売するという。

 屋比久社長は星の砂に負けない珍しい砂と売り出しに大張り切りだ。


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糸満市観光協会が来月発足、県内12番目、平和をアピール

 かねて設立が急がれていた糸満市観光協会が来月中旬発足する。県内には那覇市観光協会、沖縄市観光協会、名護市観光協会、本部町観光協会、石垣市観光協会、竹富町観光協会、与那国町観光協会、宜野湾市観光振興会、伊江村観光協会、久米島観光協会、宮古観光協会があり、糸満市は十二番目の協会。会長には市長が内定している。

 漁業のまち糸満市はひめゆりの塔をはじめ南部戦跡、平和の礎、戦争中に住民が避難した自然壕など数多くの遺跡があり、平和学習の場としても学校関係者に認識され南部コースとして有名だが、観光協会がなく、バラバラの状態で取り組んできた。数年前から観光協会設立の要望が強まり、関係者の間で観光協会を設立し、観光を推進すべきだとの声が強まり、また糸満市が進めている「平和の 光」を推進するためにも協会設立が急がれていた。

 設立総会は来月中旬を目途に開催し正式にスタートする。将来は南部一円を視野にいれて観光事業を推進する構想。


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