第697号(2006年3月15日号)


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本部町 地域ぐるみで伝統芸能見せる

■タビックス 全国から340人集客

 タビックスジャパンは沖縄の伝統芸能などを見せる特別企画「琉球王国ハイサイまつり」を展開しているが、四回目となるまつりを三月二十一日、本部町で開催、全国から三百四十人が参加した。これまで那覇市内を中心に開催してきたが、本部町のホテルに宿泊、本部町観光協会が全面協力して、地元の伝統芸能を見せた。同時に土産品店や居酒屋、タクシーで使える初の地域通貨・小判を発行 してショッピングや飲食の魅力を増やすなど、地域ぐるみで旅行客を受け入れる面白い試みとなった。

■初の地域通貨も発行

 沖縄文化を体験するツアーの人気が高まっており、タビックスジャパンの「琉球王国ハイサイ沖縄まつり」はヒット商品となっている。一方、県内は各地で伝統芸能がさかんで、踊り手や三線の名手は多い。タビックスジャパンはこの地域特性を最大限に活用して特別企画を組んだ。下期は旅行商品の多くが本部町の海洋博記念公園を旅行コースに組み込んでいることから、本部町観光協会もやん ばるの伝統芸能を一堂に集めてタビックスジャパンの特別企画に積極的にジョイントした。近代的な設備のある本部町中央公民館で伝統芸能のステージを繰り広げた。

 イベントでは観光協会の田中英治会長が「太陽と海と緑・観光文化のまち本部町へようこそ」と歓迎。プログラムは迎恩和太鼓、四竹、若衆ゼイ、琉球獅子舞、武の舞、琉球民謡、加那ヨー、創作エイサー、ジュリ馬と多彩。四竹の幕が開き、花笠と紅型衣裳の踊り手二十人が現れると、黄色い紅型衣裳と赤い花笠で会場が一瞬で明るくなり、どよめきが起こった。獅子舞のユーモラスな踊りには 会場から笑い声が広がるなど、大満足した様子。

 参加客は各ホテルで夕食の後、十三台のバスに分乗して中央公民館に集まり、満席となった。ステージは午後七時一五分から七十分行われ、終了後はホテルまでシャトルバスを運航した。

 ツアー参加者には一枚百円相当の小判五枚(五百円)を配り、観光協会が指定する居酒屋、土産品店で金券として使えるようにした。本部町の中央公民館周辺には四十軒の飲食店、バーなどが揃っているが、八軒の居酒屋で使えるようにし、地図で示した。小判はイベント会場の物産展、タクシー三社でも利用できるようにした。小判を参加客が持ち帰った場合は払い戻しせず、記念品になる。

 地域ぐるみで観光客を迎える体制をとったもので、次回以降、参加店舗を増やす。イベント会場に設置した物産展では小判を使って黒砂糖や海ぶどうなど特産品を次々に参加客が買い求め、周辺の居酒屋も賑わった。

 イベントは中央公民館の定員と団体の規模がピタリ一致。地元中心に編成した芸能プログラムを那覇での開催より割安で提供できることから、観光協会が積極的な誘致に動いた。イベントの成功を受け、観光協会は今後も町ぐるみで旅行社を誘致、リクエストにも応じていきたいとしている。次回以降、商工会や漁協の協力を得てメニューを増やしていく考え。

 伝統芸能の出演は劇団うりずん、柳清本流紋園乃会、玉城流敏風会、宮城流美代乃会、親泊流、八重桜花団、翔琉会総本部道場、演奏は野村琉音楽協会の各団体。

 小判取扱店は居酒屋芭蕉布、居酒屋酒楽、割烹十兵衛、そば処リトル、居酒屋海、居酒屋海風、割烹紋次郎、居酒屋さあぷうぷう、やんばる海の駅、物産展(イベント会場)。タクシーは本部サンシー交通、北星タクシー、本部タクシー。利用ホテルはロイヤルビューホテル、ホテルマハイナ、マリンピアザオキナワ。


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スパに照準当てた新ビジネス続々

■国内初の専門学校やウコン由来のスパオイル

■1年かけエキスパート養成 日本スパカレッジ 沖縄本校を設立

 県内リゾートでスパの設置が広まっているが、専門家の育成を目指して四月から日本スパカレッジ沖縄本校が那覇市壺川にできる。スパの運営や企画、プロデュースなどを行っている株式会社パシフィックスパ(佐藤健社長、本社東京)が少人数の南青山校に次いで開校するもので、受講生二十人規模と大きな施設は日本初となる。

 パシフィックスパ社は五年前に東京で設立し、スパ関連の企画、コンサルティング、南青山でスクールを運営しているが、本来のスパ教育は環境が大事と当初から沖縄での展開を目標にしていた。

 アソシエイトディレクターの堀裕美子さん(写真)は「沖縄校開校の準備段階から県産業振興公社のベンチャービジネスサポート事業に採択され、支援をいただいた。本校としてスタートさせるもので、二十人規模の専門スクールは日本初になる」。

 三月初旬の段階で十五人の入学が決まっており、最終的に二十人前後が入学する見込み。コースは一年で、学費は百万円を越えるが、健康・美容産業に興味のある女性やスパ産業の成長を見越して経営者になりたいという受講生もいる。二十五〜三十歳前後の女性が集まっており、この分野の関心の高さを示している。

 県内のリゾートが続々スパを取り入れ、新設リゾートのほとんどがスパを設置して集客施設としていることから、この分野の人材ニーズが高まると見て、準備を進めてきた。

 コースは世界的に注目される国際資格CIBTAC(スパセラピー、解剖生理学、ボディーマッサージ、スキントリートメント)の取得を目指し、卒業試験合格者には日本スパカレッジ認定スパセラピストディプロマが与えられる。

 講義は年間千二百時間かけて、スパ概論、解剖生理学、衛生管理、スパマーケティング、サロンマネージメント、栄養学、皮膚病理学、アロマセラピー概論、タラソテラピー概論など多彩。沖縄の伝統文化や食、健康、観光・接客マナーなど沖縄ならではの授業もある。同時にボディーマッサージ、スキントリートメントなどの実技を修得する。

 入学者の半数が県外からの応募で、「将来は海外からの入学も受け入れたい」(堀さん)という。昨年はジ・アッタテラス開業にあわせてスパのスタッフを指導した。

 開校後は県内リゾートへの卒業生採用の働きかけを行なっていく。

 日本スパカレッジは、電話〇九八(八三三)七四七〇。

■特許製法のクルクミン使用 マイクロセル 機能性スパオイル開発

 ボディーマッサージなどに使うスパオイルとしてウコンの有効成分クルクミンの抽出技術で特許を持つ有限会社マイクロセル(大城清利社長(写真)、本社那覇市)が、ウコンと月桃などのエッセンスを組み込んだ機能性スパオイルを県内で初めて開発、六月から業務用として出荷する。

 マッサージオイルはほとんどが移・輸入品だが、県産のマッサージオイルを製造・販売するのはマイクロセルが初めて。もともとウコンの有効成分クルクミンは水に溶けず、脂に溶ける性質があり、マイクロセルはウコンからオイルを使ってクルクミンを抽出する技術(特許)を持っている。

 オイルで抽出されたクルクミンは体への吸収が格段に高まり、ラットを使った実験では水に溶かしたクルクミンよりも三百倍以上も肝臓に吸収されることが実証されている。ウコンは沖縄では古くから肝臓に効くといわれ、二日酔いを防ぐと人気がある。ウコンを使った清涼飲料水には国内大手も進出している。(ウコンは〇四年に肝障害が疑われる報道があったが、〇五年の第百二十五年会日本薬学会で「肝保護作用は認められたが、肝障害性はまったく示さなかった」(福岡大学白窪碧氏=健康産業新聞第1102号、〇五年四月六日付)と報告されている。)

 新しいマッサージオイルはクルクミンに加え月桃成分、コエンザイムQ10、スクワランを配合している。各成分の効果を積極的に引き出して、機能性スパオイルを開発したもの。それぞれの効果は次の通り。

 ウコンの精油は@殺菌効果Aハダの角質を柔らかくしBクルクミンの強力な抗酸化作用でゼラチナーゼの活性を阻害して、コラーゲンの破壊を防ぎ、シワの発生を抑制C肌荒れを防ぐ、などの効果がある。独自技術で得られたクルクミンは体に吸収されやすい特性がある。クルクミンは黄色染料だが、抗酸化性の高い無色のクルクミンに置き換えてある。

 月桃は@アロマ効果A殺菌・殺虫効果Bカワイン成分がコラーゲンの生成をを促進、しわ・たるみの発生を遅らせるC皮膚の老化を防止する、などの効果がある。

 コエンザイムQ10は@保湿効果A細胞に活力を与え、細胞を修復する。

 スクワランは@皮膚と似た成分で皮膚の新陳代謝を促進A最高級品を使って脂肪焼けを起こさないようにしている。

 オイルを使ってクルクミンを抽出、製品化したマイクロセルの健康食品「テクミン」は〇〇年度沖縄県最優秀県知事賞を受賞。近く県内大手スーパー・サンエーでの販売も決まっている。

 マイクロセルは、電話〇九八(八五七)二〇七二。


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ちゅらさん4を冬に放映

■NHK 前・後編2時間制作

 NHKは沖縄を舞台に〇一年に放送して人気を博した連続テレビ小説「ちゅうらさん」のパート4を冬に放送する。脚本家の岡田恵和さん、主演の国仲涼子さん、平良とみさん、藤木勇人さん、NHKドラマ番組部の菅康弘チーフプロデューサーらが三月十日、NHK沖縄放送局で発表した(写真)。

 今秋、クランクインし、六十分の前・後編を制作、冬に放送する。脚本はこれから創るが、これまで通り家族がテーマになる。当初からの出演者がそのまま登場する。

 主演の国仲さんは「こんなに長く沖縄のお話が続くのは幸せです」と述べた。

 NHKが同じシリーズのドラマをパート4までつくるのは初めてで、人気の高さを示すという。

 「ちゅらさん」は〇三年にNHKのテレビ放送五十周年を記念して、これまでNHKで放送された番組の中から「もう一度見たいNHKのあの番組」を全国の視聴者から募集したところ、堂々の一位となった(二位「ひょっこりひょうたん島」、三位連続テレビ小説「あすか」)。

 これまでの平均視聴率は〇一年の連続テレビ小説「ちゅらさん」(全百五十六回)が二二・二%(関東地区)、〇三年の月曜ドラマ「ちゅらさん2」(全六回)が一一・八%(同)、〇四年の月曜ドラマ「ちゅらさん3」(全五回)が一〇・六%(同)だった。


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